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『最終話:新たなる船出』
 
いよいよ、9年続いたジパングも最終回です。
ということで、お約束通り最終回感想。

新たなる船出。
 




 
 
先週までのあれやこれは、はひとまず置いといて。
草加が描いたジパング(とは思えないですけど)の、国防軍にも
きちんと「みらい」が誕生しました。
乗員は彼らです。
デニーが一体どんな気持ちで彼らの現世での存在を
ひとつひとつ確かめたのかはこの際問いません。
自業自得だろ。って切り捨ててしまいたい部分もかなりあるので。

欠乏感に襲われる尾栗と菊池のことを考えてみても、
きっと乗員全員、もちろん片桐さんも含めて、同じような感覚は
宿っているのでしょうから。それで救いとされてください。

そして、角松がいなかったってこと及び国防「軍」に自ら入隊していること
など考えても、菊池ファン必須の夜の横須賀駅でのあれは無い。
ということですよねえ。あの世界の彼らは別人である、という何よりの証拠です。

更に、今度の「みらい」は無事目的地に着きましたが、
もう一度タイムスリップして、今度は松の居ない世界で
改めて本来の自分たちを産み出すために、再度「ジパング」が始まる。
っていうラストにも私は心惹かれますが。
そのときは、洋一郎さんはまだ御存命なので、松も再び生まれるでしょう。
それだったら彼らの死にも改めて意味を与えてやれるかもね。

でも、そうしたら今度は「本来」の「彼ら」を産み出すために
命を落とすことになる連中の今までの人生は何だったのですか。
ってなって、更に同じことを繰り返してしまいたくなるので
ぐるぐるぐるぐると同じ所を延々巡ることになるのです。

まさしく廻航。
因果は巡る輪廻の輪。
そんな話に意味はない。
作者が浦賀和宏ならそれも有りですけど(笑)



なんつーか、結局「ファイナルカウントダウン」でした。
的なこの落ちの為に9年か。
という気もしなくはないのですが、やっぱり面白かったし、
とにかくお疲れ様とありがとうを言いたいです。
『ジパング』を愛したすべての人たちに。
そして、なにより『ジパング』を産み出してくださったかいじ先生に。
 
お疲れ様、ありがとう。またいつか。
 
by 昌。 by aj-15 | 2009-11-06 06:14 | ジパング | TOP▲
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by 昌。
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